第159回 四国山 (11期 柳樂)
大阪・和歌山の府県境にある高森山から四国山を歩きました。
2018年5月20日(日) 晴れ
参加者:荒木(L)、中山、高良、高崎、尾崎、若狭、瀬崎、郷原、大森、太田、柳樂 (11人)
コースタイム:みさき公園(コミニティバス)発9:50〜10:20小島住吉10:25〜10:40報恩講寺10:50〜12:00高森山(昼食・集合写真)12:40〜13:30四国山(集合写真)13:50〜14:35備長炭窯場・陶芸窯場と第二経塚14:55〜16:00西ノ庄駅着
コメント:好天の下、11人が和歌山県との府県境にある高森山から四国山を歩きました
みさき公園駅からコミュニティバスで小島住吉まで移動して海沿いの道を歩き出し、三門には仁王像ではなく四天王像が左右の表裏に立つ報恩講寺に寄ってから山道に入り沢沿いのコースを通って高森山山頂へ。
山頂からは目の前の淡路島や六甲方面や紀泉高原方面も良く見通せた。三角点にタッチして昼食。そして集合写真を撮って四国山へ向かった。
気持ちの良い風もあって快適な歩調で四国山まで行って目の前の友ヶ島など360度の景観を楽しんだ。
下りでは途中にある備長炭と陶芸の窯場に寄った。下見の時には備長炭の窯出しをしていて見させて貰ったが、今日は陶芸の窯から製品が取り出されていて見せて貰った。僕は失敗作という小さ目の椀を一つ貰った。また山での野点の機会に使えるだろう⁉
そしてその近くにある葛城二十八宿の2番目という経塚にも寄ってから下った。
駅迄にある店でビールを買って西ノ庄駅へ行った。
忍冬がよく咲いていた。白い蝶の群れの乱舞も見られた。白い花はオオトキワツユクサだろうか?
第158回 飯盛山 (12期 池田さん)
4月例会「飯盛山(314m)」の報告です。
2018年4月15日(日)雨後曇り
参加者:柳楽(坦)、荒木、太田、大森、郷原、瀬崎、柳楽(捷)、若狭、尾崎、川路、高崎、矢田、池田(L)
コースタイム:野崎駅発10:15→食鮮館10:30→滋眼寺10:40→飯盛山山頂12:15 昼食(雲山鍋、野点)12:30~14:40→水場15:10→四条畷神社前通過15:50→四条畷駅16:15
コメント:今回は山頂での「雲山鍋」を楽しみに 雨の中 野崎駅に13人が集まりました。
雨が止むのを期待して出発。 途中で肉を調達し終えた頃には雨も上がりました。
100段を超える石段を登って慈眼寺(野崎観音)へ。 境内にはお染・久松の供養塚がある。本堂左から登山道に入る。
美しい若葉の雑木林の中を気持良く歩く。檪(?)幹の洞ろに 木の実で作った人形が数体飾ってあった(カワイイ !)
FM放送所の小ピークをこえ、楠木正行の銅像が建つ山頂に。
集合写真を撮り すぐ奥にある展望台へ。 大阪市内や六甲連山、明石海峡大橋の素晴らしい眺めが広がっていました。
「雲山鍋」の準備にとりかかる。3台のコンロを用意して貰った。
前日掘った筍、近くで摘んできたという芹も入ってて、美味しい鍋に 皆 満腹の笑顔。
その後サプライズが・・・・
柳楽会長自らのお点前でお抹茶を頂きました。美味しい出雲のお菓子付きで。
山頂で頂くお抹茶最高!ご馳走さまでした。
下りは500年以上前の野面積みの石垣があちこちに残っている。 楠公寺から水場に寄り 四条畷神社前を通り 四条畷駅に向かいました。
咲いていた花 ーー ガマズミ、ツクバキンモンソウ、チゴユリ、カキドオシ、ムラサキケマン、ウラシマソウ等。
第157回 沢山 (13期 北岡さん)
2018年3月18日(日) 晴
例会コ―ス:菩提滝~沢池~沢山~千束
参加者:柳楽 太田 大森 郷原 瀬崎 若狭 尾崎 高崎 長谷川 中山 (L)北岡
コメント:京都駅JRバス乗場に11人が集まった。9時30分発周山行に1時間程乗車。京都の観光名所高雄を過ぎ菩提道で下車。100m程戻って登山口。北山杉一色の中、右手に菩提川を見ながら緩やかに林道を進む事45分でまずは本日の見所、菩提滝に着く。林道から2~3分沢へ下った所から滝への遊歩道があるが昨年の台風21号の影響で遊歩道らしき所が水没して、滝迄スムーズにたどり着けない。柳楽会長にロ―プを張ってもらったり男性陣に手を引っ張ってもらって沢を渡る事が出来た。落差20m位のストレートに落ちる滝だ。水量は多く見応えある。林道に戻って少し進むと左手に雌滝が間近に見える。こちらは二段になって落ちている。菩提滝を上から見下ろす高台があるが崩壊の恐れでもあるのかロ―プで入り口が塞いである。さらに進むと役行者を柳楽さんが見つける(下見の時は気付かなかった)。なおも林道を歩き40分で沢ノ池に着く。ここは京都一周トレイルのコ―スになっているので来たことがある方も多かろう。正午を過ぎているので昼食タイム。簡易テントを張ってのんびり過ごしている人もいる。沢ノ池で楽しみにしていた馬酔木は今一つだった。台風21号で木がなぎ倒され、残っている木も勢いがなかった。池から仏栗峠に上がり京都トレイルは右方向(高雄方面)へ。我々はひだりの尾根へ登る。取りつきは倒木が多く道はやや不鮮明だが直ぐにはっきりした道になる。雑木の中をひとつピ―クを登ると右へ下るはっきりした道があるが入らない(桃山、吉兆寺山へ行く道)。ピ―クからそのまま真っ直ぐ進み鞍部からひと登りで二等三角点のある沢山山頂516mに到着。小広い所だが木々に囲まれ展望は得られない。
例の集合写真を撮って下山にかかる。道には落木や木の根が露出しておりうっかり乗ると滑るので足元注意で下る。又下るにつれ大樹の倒木が多く跨いだりくぐったり、全身運動を強いられる。展望が少しづつ開け、比叡山や京都市街が目に入る。沢山を下り京都トレイルと合流し上ノ水峠で又トレイルと離れ千束、鷹峯方面に下る。舗装された林道と合流し40分歩き最後急坂を登ると観光地、光悦寺や源光庵でそこから3時13分発のバスに乗って北大路バスタ―ミナルへ。王将で下山セットで乾杯する。地下鉄でJR京都駅へ。
第156回 金剛山・文殊尾根 (11期 柳樂)
2018年2月18日(日) 晴れ
参加者:若狭、長谷川、高良、高崎、郷原、北岡、尾崎、太田(L)、伊藤、荒木、柳樂 (11人)
コースタイム:ロープウェイ前バス停発10:45〜11:30アイゼン装着〜12:25山頂(集合写真、昼食等)〜13:20転法輪寺〜13:30手乗り野鳥13:40〜13:50三角点〜14:10細尾谷降り口〜15:30ロープウェイ前バス停着
コメント:金剛山へ霧氷を期待して11名で行きました。風邪が流行っているようで参加出来なかった人もありました。
河内長野駅前から10時発のバスに乗った。時間をずらしたつもりでもすごい数の登山者でいっぱいだった。
好天気。文殊尾根を登りだしたが期待の霧氷は全くなし。6合目に近づくとルートは凍結状態で其処でアイゼンを装着した。歩きながら聞くアイゼンの突き刺さる音が耳に心地よかった。霧氷はなくても大いに楽しめた。
山頂で集合写真を撮りヤマガラに会って昼食。食後に登頂印を貰いに行く人も居たし、トイレの行列に並ぶ人は人の多さに大変のようだった。
そして転法輪寺に参って葛木神社を捲いてその裏側へ行き、みんなで小鳥と戯れた。葛城山はきれいに眺められたが雪はみとめられなかった。
折角来たからと三角点に行きタッチして、細尾谷から下山した。此処も凍っている箇所が多くて楽しいコースだった。
河内長野駅前まで返って解散。6人が「下山セット」で乾杯しました(*^^)v
第155回 高見山 (11期 柳樂)
2018年1月21日(日) 晴れ
参加者:北岡、郷原、瀬崎、中山、若狭、柳樂 (6人)
コースタイム:高見登山口出発9:55〜10:50小峠〜11:20大峠〜12:10山頂(集合写真・昼食)12:45〜14:00高見杉〜15:00たかすみ温泉前バス停着
コメント:雲山会の例会では久し振りの高見山です。しかし今週の温い日が続いた影響で霧氷は山頂にちょっとあっただけでした。残念ながら折角の霧氷を見る楽しみがちょっぴりしか味わえなかった。
臨時の霧氷バスを降りて、出発準備をして歩き始めたが、小峠へ向かう途中で着ているものを脱ぐ程暖かくて雪のなごりも見られなかった。眺望の良い所からは雪の付いている山を見られたが。
前回の例会では大峠へのコースが通行不能で小峠から登らざるを得なかったが、今回は小峠から大峠に行き山頂へ向かった。大峠からのコースも雪はなく眺望が良く景色を楽しみながら歩いた。
山頂まで行くと僅かだがきれいな霧氷もあって、バックに広がる倶留尊山方面の景色を眺めたり集合写真を撮ったりした。とにかく好天で山頂からの眺めはそればかりではなく大峰、台高山脈など360度の景観が素晴らしい。風は冷たいが見飽きることがなかった。
避難小屋はいつもと違い意外に人が少なく初めて中で昼食を摂ることができた。
下りも人が少ないのでゆっくりとしたペースで歩くことが出来た。
平野のたかすみ温泉の所にある帰りのバス停へ下った。
第154回 甲山〜忘年会 (11期 柳樂)
2017年12月17日(日) 晴れ
参加者:若狭、長谷川、中山、高良、高崎、瀬崎、郷原、北岡、尾崎、大森、太田、荒木、柳樂
(忘年会のみ)矢田、柳楽(捷義)、大倉、伊藤、池田 計18人
コースタイム:仁川駅発9:50〜10:15地すべり資料館10:25〜10:55展望台〜11:25甲山登山口〜11:40甲山山頂(集合写真、昼食)12:10〜12:25神呪寺12:35〜12:45北山貯水池〜13:00北山公園14:35〜15:35夙川駅着 17:00忘年会18:45
コメント:午前中から天気予報がいい方に変わっていて日本晴れ状態でした。リーダーは池田さんでしたが膝を痛められて忘年会のみの参加となりました。
仁川駅に集合した13人で仁川に沿って歩き始めて「地すべり記念館」に寄った。そしてトイレを借りたりしてから「甲山森林公園」に入り展望台へ上がった。
展望台で阪神競馬場や金剛葛城方面などを眺めて、甲山森林公園内を通って甲山登山口へ向かった。
途中で眺める甲山等の景色は綺麗だった。
「甲山自然の家」前の登山口から広い山頂へ登り、山頂で二等三角点にタッチして集合写真を撮った。山頂からの眺めは樹木のためにあまりよくない。昼食を摂って神呪寺へ降りた。
神呪寺から北山貯水池へ廻って北山公園へ向かった。貯水池からの六甲連山、以前に歩いた樫ヶ峰方面がよく眺められ、振り返って見る甲山もきれいだった。
北山公園内ではかってボルダリングで登ったバーガーヘッド等を見ながら歩き、岩の上から山側海側の景色を眺めたりもした。将棋岩で登っている人達を眺めてから公園を抜けた。
公園を出て夙川に沿って歩き夙川駅へ下った。
梅田へ返って忘年会場「しおや」で忘年会だけに参加をする5人と合流して18人で賑やかに飲んで食べてしゃべった。
好天に恵まれて実に楽しい1日でした。
第153回 高取山 (12期 伊藤さん)
2017年11月19日(日)曇り
参加メンバー 14名
男性 柳楽・荒木・太田・大森・郷原・若狭・伊藤(L)
女性 尾崎・北岡・高崎・高良・中山・長谷川・森
コースタイム
近鉄壺阪山出発9:50~土佐街道~札ノ辻右折~お里沢市の墓10:10~壷阪寺11:10(小休止)~五百羅漢11:50~高取城壺阪口門12:35~高取城天守閣跡(三角点)12:50~13:30(写真撮影と昼食)~猿石~砂防ダム14:35~土佐街道~近鉄壺阪山駅15:20
コメント
今年の秋は台風の影響で10月例会が初めて中止になりました。
その影響もあり山に行きたくて仕方ないメンバーが14人も集まりました。
駅前から壷阪寺行のバスも出ていますが当然歩きです。
古い面影が残る城下町を進み、お里沢市の墓に詣でる。
23日から高取城まつりがあるので地元の人が飾り付けをしていました。
途中車道から外れ山道を進む、先日の台風で道がわかりにくくなっていた。
山道を抜け急階段を登ると壷阪寺の境内に出た、拝観はせずに小休止。
ハイキング道を高取城址へと向かう。
五百羅漢遊歩道は少し急坂だが、いろいろな羅漢さんに逢うことができる。
高取城址は建物は取り壊されてありませんが、立派な石垣が残っていて往時が偲ばれます。
紅葉は今が見ごろでかなりの人が訪れて写真を撮ったり楽しんでいました。
天守閣跡の三角点にタッチして記念写真を撮り、昼食。柳楽さんが湯を沸かして淹れたコーヒーは冷えた身体にグーでした。
素晴らしい眺めを眼に焼き付けて下山にかかる。
途中で健脚4人が国見櫓跡と岩屋不動に寄り道し往復。
下山道も先日まで通行止めになっていて荒れている。
それにしても昔の武士はエラかった、この山道を甲冑を付けて行き来したんだね。
砂防ダムを経由し壺阪山駅にゴール。
第152回 須磨アルプス (11期 柳樂)
10月「須磨アルプス」例会は台風の為に山行を中止しました。
2017年10月22日(日)予定の例会でしたが超大型台風21号襲来のために1週間延期しました。
しかしその延期した29日(日)にはまた台風22号がやってきた。結局残念ながら山行を中止しました。
今迄雲山会の例会は気象条件などで行き先変更などしたことはあるが、中止取り止めは初めてです。(柳樂は個人山行で歩きたいという4人の仲間と11月3日(祝)に歩いてきました。)
今年は8月の夏山山行が迷走台風5号のために2日目の予定をエスケープルートで下山してしまったし、9月の例会も台風18号で1週間の延期をして実施した。そして10月もまた台風でした(>_<)ゞ
第151回 千丈寺山 (11期 柳樂)
台風18号の影響で1週間延期した例会で9人が千丈寺山を歩きました。
2017年9月24日(日) 晴れ
参加者:荒木、太田、大森、尾崎、郷原、瀬崎、中山、若狭、柳樂 (9人)
コースタイム:てんぐの森発9:30〜10:30尾根(祠のある広場)10:35〜10:50山頂&祠11:15〜11:20岩場(昼食)11:45〜13:15北浦天満宮〜13:55小野バス停着
コメント:
JR三田駅からバスに乗り乙原口下車。てんぐの森へ行き、準備をして歩き始めた。
好天気だが風が無く団扇を使いながら尾根の祠のある広場に上がり、あとは尾根歩きを楽しんだ。岩場があったりして楽しいコースだった。
山頂の大きな岩の上では地形図とコンパスを使ってちょっとした読図講習会みたいなこともした。そして集合写真を撮影。また山頂にある一等三角点について大きさや向きなどの話をした。そして岩の下にある祠にも廻った。
更に歩いて有馬富士や千丈寺湖などを眺められる岩場で再度読図をして昼食。そして岩場からの下りや急勾配のコースにロープを張って下ったりと楽しみながら縦走路を愉しんで歩いた。
最後の下りも千丈寺湖や有馬富士などを眺めながら時々ロープを張って下ったりと楽しんで北浦天満宮へ降りた。
古いガイドブックにはそこからバスに乗れるはずだが今は運行していなく、行きに使った路線バスの走る小野まで歩いて三田へ返った。
三田からは男7人がキリンビールへの工場見学に「ラガーバス」最終便で往復した。
前にも来たことがあるが見学すると少しずつ変化していた。
楽しみでもあり目的でもある試飲で乾杯した。やっぱり工場で飲むビールの味は格別だった。
第150回 北八ヶ岳(北部) (13期 北岡さん)
2017年8月6日(日)夜〜8日(火)
参加者:柳楽、荒木、大森、郷原、若狭、高崎、北岡(L) (太田、森、高良、一部コ―スのみ参加)
8月6日(日)
夜行高速バスで大阪、京都出発
8月7日(月)
JR茅野駅06:59着―路線バス乗換、茅野駅07:55発→北八ヶ岳ロ―プウェイ乗場08:47着―9時発ロ―プウェイに乗り山頂駅ヘ→坪庭→北横岳ヒュッテ→北横岳南峰、北峰→亀甲池→双子池→双子山→大河原峠(大河原ヒュッテ泊)
8月8日(火)
大河原峠→天祥寺原、亀甲池分岐→蓼科山分岐→竜源橋→親湯→プ―ル平、入浴→路線バス13:16発で茅野駅→高速バス16:10発で帰阪。
コメント:
迷走、ノロノロ台風5号に悩まされたが取り敢えず出発。
7日、現地はやや雲は多いものの晴れ、予定通り山を目指す。100人乗りのロ―プウェイはほぼ満員。ほとんどが坪庭を散策する観光客?
微風が心地良く私達もゆっくり散策する。花は最盛期を過ぎた感じ。
ここで三人と別れ、私達7人は北横岳へと登山道ヘ入る。樹林帯の中これから先、ずっと中小岩、石混じりの道がずっと続く。北横岳迄は家族連れ等の登山者でそこそこ賑わっていた。北横岳ヒュッテで一息いれて、急坂を10分程で北横岳南峰に着く。
眼下に茅野方面の景色が広く見渡せ、台風の接近等忘れる程気持ちが良い。南八ヶ岳はじめ一望できるはずの山々は残念ながら雲の中。正面に見える蓼科山はガスがかかったり晴れたりで、隙を狙って写真を撮る。
数分で北峰に着く。ここから大岳の道と分かれ、道標に従い亀甲池へと下る。樹林帯の中、道は苔むした岩石が続き、滑らないように慎重に足を運ぶ。ジグザグ道なので傾斜はいくらかゆるやかだが、ときには段差がおおきい箇所あり苦痛をしいられる。下れど下れどなかなか池にたどり着けなかった。コ―スタイムをオ―バ―する。
亀甲池はさほど印象に残る景色ではなかったです。亀甲状の石もいまひとつ判らず。ここで昼食としたが、空模様があやしくなり急いで済ませ双子池を目指す。
小さな峠をひとつ越えて行くが、この区間は苔が美しく、成る程素晴らしい空間だった。但し足元は相変わらず悪路であった。
双子池は広々と明るく開けた感じの池でゆっくりしたいところだが、雨がいつ降りだすかわからない状況となり、写真と目にやけつけるだけで双子山ヘの登りにとりかかる。これ迄の登山道と異なって、笹をかき分けて進む道となった。苔むした岩も目立たなくなり、根っこや小石に注意しながら上る。樹林帯が途切れるとだだっ広い双子山の山頂だ。この頃より雨も本降りとなりやや風当たりも増し、ガスで視界も悪くなったので山頂は素通り。大河原峠迄後15分の下り道だがゴロゴロ石が多くなり思うように足がすすまない。それでも約束の3時にヒュッテに入る事ができた。
登山2日目、台風の影響を考慮して蓼科山登頂は断念する。朝、強くはないが雨、風が残っているなか、7時半ヒュッテを出発。下山ル―ト、エスケープとして使われている道をとる。
蓼科側の道を左にゆるやかな広いササ原を下る。以前はマツムシソウの群落地だったようだ。今はかけらもない。こんな日にそういう風景に出会えたら沈みがちな気分を明るくしてくれるんじゃないだろうか。
ゆるやかな登山道も水溜まりが沢山出来ており、できるだけ靴を水に浸けたくないので、右に左に避けながらの歩きは苦難だった。雨は出発時より強くはならず霧雨程度となり、将軍平に登る分岐の、普段は涸れ沢も増水してなくホットした。このル―トを選ぶにあたりこの点が一番心配だった。尚も広い草原状のササ原の一本道は所々、笹に覆われ足元が見えずこれまた歩きづらかった。
ササ原も終わり針葉樹林のジグザグ道をドンドン下ると竜源橋に出た。
エコーラインを横断し広い林道に入る。信玄棒道といわれる広い雑木林の中をゆるやかに下る。雨もすっかり上がり、青空が見えたりする。鳥の鳴き声も聞こえ、気持ち良く歩を進める。快適なハイキングコ―スだ。親湯、蓼科湖ヘの標識を頼りに無事プ―ル平の公衆浴場に到着した。
今回のル―トは、晴れておれば先ずは通らないだろう道を知る事が出来、それはそれでよかったと思っている。足元が悪い道が続いたが故障者がでなかった事がなりよりだった。